大は小を兼ねる??
大は小を兼ねる
大きなものは小さなものとしても使えるということで、大きなほうが役に立つことが多いという意味なので、家も大きなほうがいいと思われがちですが、大きな家が本当に必要なのかと聞かれると果たしてどうなの??って思いませんか。
「リビングは広くしてください!!」誰もが思い憧れることではないでしょうか??
大家族で暮らしているのなら、家族全員が集まる大きな空間が必要になりますが、最近では大家族も少なくなって、一般世帯の一世帯当たり人員は2.60人と減少しています。
日本は高齢化してきて人口も減少しつつあります。
家族の人数も少なくなってきていますので、大きな家や大きな部屋は小さくてもいいと考えます。
大きな家になると建築費が高くなりますし、建てた後も家にかかるメンテナンス費も小さな家よりも大きな家のほうが遥かに多くかかることになります。
エアコンも大きなものが沢山必要になりますし、光熱費も自然と高くなってしまいます。
大きな家を建てようとするのであれば、それなりの大きな土地が必要になります。土地の価格も高くなってしまいます。
何かにつけて費用が掛かることになります。
一番ネックになってくるのが、家の中の片づけや掃除が大変になってきます。
家が広いとその分掃除する範囲も広くなります。毎日の掃除にかかる時間が長くなってしまいますし、何かと移動距離も長くなってしまいます。
若いうちはいいのですが、段々年を取ってくると、今日出来ることがだんだんとできなくなっていきます。掃除も毎日できていたものがだんだんと出来なくなっていきますからね。
そうなると広い家が今度は重くのしかかってきます。
子どももいずれは巣立っていきます。家に帰ってくるのは年に数回しかないでしょう。
そうなると、夫婦二人きりで大きな家に暮らすことになります。
最後には一階の限られた部屋のみで生活することになります。
そうなると使わない部屋が沢山あることになります。
世間一般的な憧れが広いリビングになっているようですが、広いリビングってどのくらいが広いとお考えですか??
はっきりとした答えは返っては来ません。それよりも、今体感されている空間での広さで充分だと思います。
実際の空間を体感されるとイメージしやすくなります。
モデルハウスや住宅展示場では、リビングがものすごく開放的に広くとられていますが、そこまでの広さなんて生活しだすと広すぎますし掃除も大変ですし、コストも高くなります。
大は小を兼ねると言いますが、家はコンパクトなほうがこれからの時代はいいのではないでしょうか??