家の大きさ
家は大きければ大きなほど良いと思われる人が多いですが、これからは大きな家が本当に必要なのか??
はっきりとした答えを待っている人はほとんどいません。
家の大きさなんてものすごくあいまいで、パッと見てもこの部屋が何畳あるのかを、明確に答えることが出来る人はそうそういません。
見学会に来られて方でも「この部屋何畳ですか??」と質問をされる方もおられます。
もみの木ハウスでは、和室がありませんので畳がある部屋が全くございません。なので、何畳かなんてすぐにはわかりません(汗)
大きさがわからないから、部屋の大きさを聞くのであって、聞いてもこれぐらいは必要と思う判断が、果たしてどこからやってくるのかなんてわかりません。
大きな家になると、大きな土地が必要になります。
家が大きくなればなるほど、建築費用も高くなることになります。
家は建てて、それから全くお金がかからないということはありません。
家の大きさによっても、固定資産税が変わってきますし、十年を超えたあたりからだんだんと家も傷んできますので、家もメンテナンスが必要になってきます。
家が大きくなればなるほど、メンテナンスをする範囲も広くなりますので、小さな家よりも大きな家のほうがメンテナンス費が高くなります。
光熱費も家が大きくなるほど高くなってしまいますので、家が大きくなると、全てにおいて、支払う金額が上がることになります。
掃除をする面積も家が大きくなればなるほど広範囲になりますので、掃除に奪われる時間も増えることになります。家が大きくなればなるほど色んなことに、お金と時間を奪われることになります。
しかも、人生百年時代といわれて平均寿命も延びています。
子どもが小学校になったときに家を建てると、早くて小学校の6年間と中学、高校の6年間で進学や就職で家を出てしまう。そうなると、12年間しか家で暮らすことがありません。
しかも子ども部屋をがっつりと使うのは、中学から高校の6年間ぐらいになりますので、大きな部屋が必要なのか??と、自分は考えてしまいます。子どもが小さいときには、もっと先のことを考えて家を建てませんからね。
一度、家を出てしまうと、もう帰ってくることはほとんどありません。
そこに沢山のお金をかける必要があるのか??
子どもが家を出て行ってから、夫婦二人きりの生活のほうが遥かに長くなりますからね。
年をとればとるほど、こんな大きな家はいらなかったと、後悔することになります。
部屋の大きさは、設計次第で広くも見えますし、狭くも見えることになります。
平屋の家を見てしまうと平屋の家が続くように、人は見た目で判断をしてしまう生き物なのかもしれません。
家の価格もここ数年で物凄く高くなっていますので、粋な家よりもコンパクトな家が求められる時代になってきています。
家は大きければ多きい程いいのではなくて、一生快適に暮らせるコンパクトな家へとシフトしているからです。